昨今の自動化撮影
写真の表現は様々な要因の集合体であるが、その多くの部分の操作を自動でやってのける時代が到来しつつある。但し主にこれは露出(画像の明るさ設定)に関することであり、全てをやってのける万能の自動化ではない。写真の構成要素を大別すると、露出に関する明暗度設定、瞬間を切り取ったシャッター・チャンス、背景を含む様々な画像的な要因などを構成するいわゆる構図などが挙げられる。後者二要素(シャッター・チャンスと構図)に関しては、作者の意図がリアル・タイムで監視されるアナログ要素として扱わざるを得ないのだが、これに露出という要素を加えると複合要因となってアナログ的な扱いとすると非常に高いスキルが要求される。従って、カメラのメーカーサイドはこれに関する自動化に力を注いでおり、様々なアルゴリズムが開発されている。例えば、全体の輝度値を平均し、それにプラス・アルファな要素としてフォーカス・ポイントの部分の輝度を参照し判断するとか、全体の明度にリミッターをかけて白の表現に深みを持たすなどといった様々な試みが盛り込まれている。ただし、これらは作者の意図を手助けする機能として働くに過ぎず、写真的判断の全面的な自動化を目指すものではない。写真はやはり人が撮り、楽しむものでありそれは今後も変わることはないであろう。




