ウェブ・フォトの問題点
広告媒体には大きく分けて印刷物とWEBに分ける事ができるのですが、カタログやチラシ等では一般的に発行する部数が多く200万や300万部はザラで一枚一円としてもその費用は莫大なものとなります。方や撮影料金はそれから見ればほんの一部に過ぎず、相当手間を掛けた撮影であっても充分費用対効果を生むことができます。また色再現やディティールの表現など、工程上のクオリティーによっては相当緻密に製作する事も可能で投資効果が期待できると言えます。しかし、インターネット上での展開を基本に置く場合、一度アップしてしまえばそれで完了で、そこに掛ける画像の質と言っても中々採算が合わずコンシューマーのデジタルカメラで自社で簡易に撮ってしまうケースが多いように思います。たとえフォトスタジオに依頼が来たとしても、素人では透明感を出すのが難しい化粧品であったり輝きが必要な宝石であったり、また部屋の様々な物が写り込むスペキュラーな被写体である場合が殆どです。しかし、そうなると調整に時間が掛かる為、プロとして提示する料金は印刷物に使う画像と何ら変わりなく相当高額になってしまいます。だからと言ってネット用にコストを落とした撮影があるはずもなく、その商品が広告媒体上に購買意欲をそそるべく存在する以上、技術者としての視点は永久にそこから逸れる事はありません。その関係にどうしても無理があるのなら自身の腕を磨くより他に方法は無いと言えるでしょう。しかしそれも半端でない時間と労力を使う覚悟が無ければ、そう簡単にクリア出来る問題ではなく、試行錯誤の末少しづつ進歩して行くものであると言う認識が必要であることは確かなようです。




