キャリブレーションシステムの必需性

画像の制作現場での明度の調整は一般に露出計と呼ばれる専用機を使って測定していた。これは入射光を測定してそれに見合ったカメラ側のF値やシャッタースピード、さらにはフィルム感度などの設定を数値によって表示する機器であるが、近年では撮影直後モニターで確認できるため、この測定器も今となっては不要の物となりつつある。但し、これはモニターがICC国際基準をもとにカラー・キャリブレーションが採られてていればの話である。現在フォトスタジオでこのキャリブレーションが厳密な意味で採用されている所が以外と少ない。それはICCプロファイルに関する概念への深い認識と高価な測定器、さらにはそれに応じたモニターが必要となるため、コマーシャル分野に於いてシビアな要求の注文が多発する機関以外ではその設備に対する負担が多すぎる為と考えられる。しかし、これに対して万全であればデジタルカメラはカラーメータや反射や入射の露出計など全ての機器を兼ね備えた正にビジュアル色相・彩度・明度の測定器ということが出来る。このシステムを撮影現場が装備すれば、従来の製版業者が行っていた作業の大半が不要となり、印刷産業の流通に革命が起こるほどのパワーを有している。斬新な写真のビジュアル表現やよりスピーディーな作業内容を追求するのであれば、プロフェッショナル撮影スタジオとして投資に充分値するものと考えられる。

株式会社ナナオx-rite

左:プロフェッショナルユースのエイゾー社のモニター 左:アイワン( i 1)カラーマネージメントツール

明度設定 : ホビーユーザーに向けて