構図_1
構図は写真撮影を技術的な観点から見た場合、露出と同等に難易度の高いものとして一般に認識されている。露出は一枚一枚それぞれ最適範囲は狭く、それを追求していく方法を会得するばその難易度はさほど高いものではない。それが測光モードをスポットとし、輝度表示のインジケータをつかった露出決定方式である。しかし構図に関してはその最適範囲は広く、どう考えればよいかが理解しにくい。それが「構図は難しい」と思われる所以である。しかし、構図には一定の良し悪しがあり、その中の悪い構図とは何かを知る。そしてそれらを避けるようにするば、構図の失敗は防ぐことが出来る。この「悪い構図」を簡潔に整理するといわゆる『空きと重なり』である。『空き』は画像内に無意味な空白部分がないかということであり、意味のある空白は良い。一方、重なりとは主要被写体の後ろに何かが重なってしまい、曖昧なイメージになっていないかということである。これらの構図の失敗は写真機を構える位置とトリミングワークフローによって殆どは解消できる。そしてこの『空きと重なり』に留意することにより、確実に構図に対する知識が身につく。この方法は撮影テクニック上での大きな部分を占める構図に対する上達法の網羅版といえるのではないだろうか。
