屋外に於ける環境光

屋外におけるポートレート写真撮影の場所選びは、太陽光の位置が重要ではあるのですが、その光を直接被写体が浴びることを考えるのではなく、被写体の周囲にあるいろいろな物体に注目し、そこに光が当る事を考慮した上で、その反射光が撮影時に如何に反映するかが重要な物となります。例えばそれが白い壁であったり、ベージュの地面であったりと言ったように、その環境反射光がデコレーションライトとして働き、様々なライティング・ファクターの集合体となって、どのような立体を描写するかが写真撮影そのものであると言うことです。撮影場所探しはこれが基本となってその上にメッセージ性を考えて、被写体自身のキャラクターや着用する衣服のイメージやカラーなどに配慮し、背景と被写体が一体となってバランスよく溶け込むことがポインとなるのです。

環境光を的確に把握する為のツール:凸面鏡

モデルの顔の近くに比較的広角性の高い凸面鏡を持たせ、そこに写った状態がライティングの全てと解する方法があります。ロケーションによる人物撮影は、今そこに有る光とのリアルタイムでの会話であり、瞬間を逃さない意味に於いてもこの方法は効率を考えた合理的な方法といえるでしょう。