筆者のプロフィール
現在、筆者は広告分野での商品撮影を担当しているのですが、その歴史は古くフィルムを使うアナログの時代から任務を遂行していました。その当時は月刊情報誌の商品案内ページに掲載する写真を販売先の店舗まで出張し、室内の所狭しと商品が置かれている片隅でセットを組んでの作業内容。これは業務を前提とした撮影スタジオのスペースと仮定すれば非常に劣悪な状況での作業と言えます。そこでは無論光量は不足し、光質のコントロールが殆ど出来ず、裸のライトを出来うる限り有利な位置に設置し、露出の確認も出来ない為、ワン・アイテムにつき数カットのショットをトライし、それを現像後に選択すると言う不合理な状態での作業を余儀なく採らされていました。画像制会社の社員としての勤務でしたが、駆け出しの私には高価なカメラやライティング機材、それに伴うオプションユニットなどを装備したスペックの高いスタジオでの空間は使わして貰えず、手に持てる範囲の簡易な機材を持ってクライアント先に出向く仕事から始めなければならなかったのです。その後スタジオ内での仕事に就けたのですが、全く違う環境での作業に慣れきれない状態が続き、その最中にデジタル化の波が押し寄せてきたのは1900年代後半のことでした。この時代の現象をマイナス面と捉えず前向きな姿勢でビジネスチャンスと考え、フィルムを一切使わず、ハイテクによる画像の研究に没頭する日々が続き、十数年と言う年月が経過し現在に至っています。その中でいろいろなデジタル機器と出会い、画像の情報と言うものを正当な観点から直視できたのはハイテクの力によってであり、今日のフォトスタジオ業界にふさわしいデジタルソリューションに対して多数の方からご相談頂けるのも時代の転機を上手く活用してきた事によるものと考えています。今後ますます新しい技術が開発され、今日では想像できない新しい発想の写真文化が展開されることは必至ですが、その渦に巻き込まれることなく自己を対象とするデジタル映像の哲学を貫き通したいと考えています。
RECOMMENDATION
カジュアルなイメージのプロフィール写真を追及するポートレートピクチャー。



